Wool

ウール

再生可能な自然の繊維であるウール。
厳しい環境の中でも暖かく、乾燥した状態で快適に保ってくれるため、最も多用途に使えるマテリアルのひとつです。

私たちは使用するウールを、環境に配慮した畜産と飼育の技術を持つ羊毛業者から責任を持って調達していますが、それはいつも簡単なプロセスという訳ではありません。
ウールの生産には、自然の繊維ゆえに羊の生存環境、土地の管理、生地の加工処理、トレーサビリティなど多くの困難が伴います。
羊の健康状態に関しては、快適性、保護施設、苦痛・疾患などが存在しないこと、など多くの課題が存在します。病気を防ぐために羊の臀部の皮を剥ぐミュールジングという行為も問題で、可能な限りミュールジングが行われていない羊のウールを使っています。

殺虫剤や除草剤、殺菌剤などの化学物質の使用を体系的に制限し、土壌や周りの水辺、生態系の多様性、野生生物を守るようなウール生産者を探しています。

また最高級の染料を使い、生地が縮まないような塩素ベースの処理を最大限行い、水の使用と廃水処理を制限するようなウールの加工処理行なっています。
カットソーに使うウールのために、廃棄物を処理・再使用するクローズド・ループ方式での縮みを起こさせない工程を採用し、繊維のスケールを除去しています。この工程では、縮みが少なく耐久性を良くし、長期間での摩耗を軽減した商品を作るためにポリマーを使用しています。この工程を採用したのは、塩素を使いたいからではなく、使うことで耐久性が良く、よりソフトなケアしやすい商品になるからです。
クローズド・ループの工程は、化学物質を適切に処理、再利用し環境へ排出することを防ぎます。私たちは自分たちが使うウールの処理に関して他の手法も試していますが、現在のところ、縮みやけば立ちなどの大きな欠点がない商品を作ることができる他のやり方は見つかっていません。

仕入れたウールについては、可能な場合はトレーサビリティのシステムを使っています。できないときはウールの供給元を追跡し、私たちの基準に合致していることを確認します。私たちは自分たちが使う生地のすべて、及び製造工場を常に改善しようとしています。マテリアルのトレーサビリティ、繊維を動物から得る際の人道的な処理方法、自社の製造工程による環境に対する影響の低減に取り組んでいます。

私たちは、自社のウール使用に関するポジティブな側面を広げる方法を探し続けます。そのなかには、

  • 購入するすべてのウールのトレーサビリティをアップしていく
  • 環境に配慮して製造されたウール(これは現在のところ私たちが求める高品質なものは得られない)の供給者を見つけ、関係を深めていく
  • 新しい廃水処理施設を持つクローズドループ・システムの使用を確実なものにする
  • 縮み防止の処理を施す際に塩素に替わるものを使っていく
  • 健康的で人道的な畜産業の実践
などが含まれます。
私たちのゴールは常に、環境などへ与える害が最低限である、最高品質の商品を供給することです。